生からあげ専門店

アラサーが趣味のお話しとかをします。基本ラブライブの話しかしません。夜勤の時に更新する時が多いので、基本不定期更新です。たまのお時間潰しに使っていただけたら幸いです。

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【昨年を振り返る】

2022年。

 

いろいろあった。

 

楽しいことも辛いことも、ほんといろいろ。

ただ年末に振り返ってみると、辛いことの方が多かったようにも感じてしまう。

 

とりわけ、個人的に辛いなと思ったことは、『ラブライブ!』を楽しめなくなったことである。

 

原因については詳しく書くつもりはないが、実生活で起きたトラブルから来る個人的な気持ちの変調である。とはいえ、ラブライブ!が嫌いになったのかと聞かれたらそうではない。むしろ好きだ。ただ、どうしても今年は好きなんだけど、楽しむことができなくなっていた。

 

以前に感じていた、ワクワクを感じなくなってしまいどうにも虚無感が胸の中を占めてくる。そのため、楽しみにしていたスーパースター2期は途中で止まっているし、Liella!のライブも見ていない。毎日のように効いていた、サンシャインの楽曲も今ではあまり聞かなくなっている。

 

この状況に陥ったときに当初は焦りがあった。あんなに大好きだったコンテンツを見ても、聞いても、感じても、心が動かない。あぁ、好きなものが一つ減ってしまったな…。そう思うと悲しさが溢れてきたが、どうすることも出来ない。嫌いになった訳ではないだけに、大好きなものが手のひらから零れ落ちていくのは本当に辛かった。この気持ちを塗りつぶすように曲を無理にでも聞こうとしたりしたが、聞いたところで心の躍動はないので、余計に辛くなる。これも一つ前に進んだということかな、と半ばあきらめのような気持ちもあった。

 

そんな鬱屈とした気持ちも晴れないまま、ただお酒に逃げていた日々を過ごしていると、ふと心にある考えが思い浮かんだ。

 

『別に無理に好きを続ける必要はない。少し休憩をすればいいのだ』と。

 

体調が悪い時に仕事や運動をすることがないように、自分の趣味においてもそのスタンスで向き合えばいいのだ。意外と簡単な事かと思うが、この時の自分にはそんなことも思いつかないくらい心に余裕がなかった。好きでいられないのならもう引退するしかない。そうとすら考えていた。

 

考え方を変えてからは、いくらか気持ちが楽だった。

 

ラブライブ!の曲を聴く日が減っていっても、気になることもなく、むしろ今まで聞いてこなかった曲を聴くようになり音楽の幅がすこーし広がったような気がする。また、グッズ類もとりあえず買う。ということがなくなったので金銭面に於いて、これもすこーし余裕が出た。

 

とはいえ、まったく生活から無くなったかといえばそうではなく、Twitterで可愛いAqoursイラストを見れば気分はアガるし、ラブライブ!専用のアカウントも定期的にではあるが覗いたりしている。

 

この状況は、生活においてラブライブ!の割合というか優先度を下げたというのが表現として適しているように思う。好きでい続けたいために、あえてその優先度を下げた。無理して好きになろうとして、それが苦痛になるのは嫌だし、ストレスを感じるようになるのは嫌だったから、この決断は個人的に良かったと今ならそう思う。

 

 

 

【延命×】

 

今年、自分が生きてきた中で自分の好きなものに興味が湧かなくなるという経験を初めてした。初めてのことであったので、ソレとの向き合い方というか、付き合い方が分からず、自分の好きなものはどんな時でも好きでいないといけない。という先入観が自分の中にあったように思う。

 

実際はそんなことなくて、自分の好きな時に好きなように向き合えばイイということに改めて気づかされた。

 

好きなものとの距離感というのは、今後も考えていかないといけない問題なように感じるので、今回の経験は結果として自分の糧になったんだと言い聞かす。精神的に辛い時、その状態のままで好きなものを無理に愛そうとするのは、むしろ悪影響なのだな。

 

そんな状態で、無理やりでも愛そう、楽しもうとするのは、個人的に延命に過ぎないと思う。その先にあるのは嫌いになるか興味を失うか。どっちみち破滅しかないように思う。

 

私は『好き』でいたい。

延命なんてしたくない。

 

 

そのために、私は自分で今年いっぱいはラブライブ!から距離をとる。そう決めた。そして、来年の1月1日、推しの黒澤ダイヤさんの誕生日からまた少しずつ自分のペースで楽しんでいこうと考えている。

 

この自分なりのペースというのが、距離感というものなんじゃないだろうか。

 

こうして、個人的にため込んでいた気持ちを文章にしたことで、一歩、ラブライブ!との距離が近くなったような気がした。

 

0から1へと、私はまた歩んでいきたい。